☑バッテリーの寿命(良否判断)を調べるにはCCAでの判断が必要です。
昨今のバッテリーの良否判断は、専用のバッテリーテスターを用いて診断し、テスターの診断結果に表示されるCCAと言う数値を目安にして「正常、要交換」を判断しています。
このCCAを使った良否判断は、通常のバッテリーだけではなく、アイドリングストップバッテリーやバイク用のバッテリーも同様です。
CCAを採用する以前のバッテリー良否判定は、バッテリー液の比重で判断したり、単純に電圧を測定したり、使用年数で判断して交換を進められていました。
現在はCCAの値や測定方法の進化により、より正確にバッテリーの診断を行うことが可能になっています。
☑CCAとは
こーじくん
CCA(シーシーエー)って何?
整備士くん
「CCA」とは、コールド・クランキング・アンペアの略で、アメリカ(SAE規定)でのバッテリー規格の表し方だよ。
CCAの基準は、-18℃の環境で、端子電圧が7.2Vまで低下するような放電を30秒間行った場合に、バッテリー内部にどれだけ電気を出力する能力があるかを判断する指標となります。
このCCA値が高ければ、バッテリーはまだまだ元気ということを表しています。
ただし、日本主流のJIS規格に合わせて定格CCAを表示するケースや、CCAが正確に測れないバッテリーテスター(判定方法)もあるので注意が必要
良否基準
一般的にバッテリーに表記されているCCAの値を100%と考え、15%減少されたCCAを表示した場合にバッテリー交換の時期と表示、30%減少でバッテリーは完全に機能しなくなるといわれています。