【バイク売却実践編】どこが一番高く売れるのか実際に試してみた。

とっても簡単!原付を譲渡(売る)する手順を解説

原付きを、友人や知人に譲渡したり、個人売買をした時の名義変更手順を解説

原付の譲渡には、大きく分けて二通りのケースがあります。

それは、

ナンバープレートに記載してある市区町村(自分が住んでる地区)地区の人に譲る場合と、自分が住んでいる地区と違う市区町村に住んでる人に譲る場合です。

こーじくん
どう違うの?
整備士くん
どちらのパターンでも、一旦原付を廃車にして廃車証明書を発行してもらい、その書類を使って新たなオーナーが再登録する手順は同じでだよ。

原付の廃車に必要なものは?

廃車に必要な書類のメインは標識交付証明書という書類になります。
この標識交付証明書と身分証明書と印鑑と車両からナンバープレートを外して市区町村役場の納税課の窓口に行き、窓口で手に入る廃車申告書に必要事項を記入して廃車の手続きを行って下さい。

原付の廃車に必要なもの
標識交付証明書
ナンバープレート(車体から外して持っていく)
身分証明書(免許証、パスポート)
印鑑

 

こーじくん
標識交付受付書ってなに?
整備士くん
標識交付受付書とは原付を登録した時にナンバープレートと同時に交付される書類だよ。

 

標識交付証明書には、所有者の氏名、住所、原付の車名、車体番号や排気量などが記載されています。 原付の車検証のようなものです。

標識交付証明書サンプル

手続きが完了すると廃車証明書(譲渡証明書)が発行されます。
この廃車証明書は、新しい所有者が新たに登録(ナンバープレート取得)するのに必要な書類になるので無くさないように注意し、新たな所有者に渡して下さい。

ナンバープレートをそのまま使用して、名義だけ変更する場合

整備士くん
ナンバープレートをそのまま使用すると自賠責保険のステッカーの張替えや再発行が不要になるよ

 

原付に乗る場合には自賠責保険の加入が鉄則です。そして原付の自賠責保険は運転手に保険を掛けるのではなく、車両本体に保険を掛けています。

整備士くん
ナンバープレートに青とシルバーのステッカーが貼ってあると思うけど、このステッカーに記載されてる日付が、その原付に掛けられた保険の満期日だよ。

 

自賠責の加入期間は1年スパンが一般的です。

保険が残ってる状態で原付を廃車にしたら勿論自賠責も解約する事で保険満期日までの掛け金を払い戻すことは可能です。

しかしもともと原付の自賠責保険は掛け金も安いので払い戻し金も微々たるものです。

整備士くん
例えば身内に原付を譲った場合は、自賠責が残っていても、払い戻しの為の面倒な手続きや帰ってきても微々たる金額を考えると、そのまま保険を残したまま譲ってあげた方がいいよね
こーじくん
そりゃ保険代が少しでも浮くんだったら相手が身内だったり、親しき仲ならそうするよね

 

まだ保険が残っている状態でナンバープレートを返却してしまうと、自賠責保険のステッカーは再利用できません。剥がせば再利用できない事はないですが、剥がれやすくなってるのであまりお勧めしません。

こーじくん
じゃあ、ステッカー再発行する方法は?
整備士くん
自賠責の保険屋さんに行って再発行してもらうしかないんだな
こーじくん
面倒だね…
整備士くん
そう、だからそういった時はナンバープレートをそのまま使用して名義だけ変更するんだよ
こーじくん
なるほど

ナンバープレートをそのまま使用して名義だけ変更する方法は、普通に廃車する方法と同じです。

標識交付証明書と印鑑と身分証をもって市区町村役場の窓口で、その旨申請すると廃車の時と同じく廃車証明書(譲渡証明書)が発行されます。

これは譲渡証明書を兼ねているので、その証明書を新しい所有者に渡して登録してもらえば、ナンバープレートと保険ステッカーはそのままで所有者名義だけを変更できます。

まとめ

原付を譲渡したり、売った後の名義変更は書類さえそろっていればとても簡単です。

ここで紹介してる譲渡手順は、友人や知人相手と記載していますが、個人売買で売った場合やヤフーオークションなどで売った場合も同じ方法で名義変更を行います。

名義変更を行わないまま車体だけ渡し、誤って新しい使用者が事故を起こしたら、名義人に責任が降りかかってきたり、又は自動車税も名義人に支払い義務が発生してしまいます。

無駄なトラブルを避ける為にも原付を譲渡(売買)する際には必ず名義変更を忘れずに行いましょう。