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OBD2(オンボードダイアグノシス)とは

整備士くん

ここではOBD2について簡単に解説するよ。

➡OBD2とは

昨今は、カー用品店などにもクルマのOBD2に接続する機器(ドライブレコーダー、メーター、速度取締探知機など)が沢山売られています。

これらの機器は、OBD2に接続する事で自動車の車速やエンジン回転数、水温やスロットル開度などが共有可能になります。

要はOBD2から車両の情報が読み取れるって事です。

そもそもOBD2って何のためにあるのか?

又はOBD2って聞いたことはあるけど何の事だかよく分からない人がほとんどです。

➡OBD2について簡単解説

そもそもOBDとはオンボードダイアグノシスの略語になります。

さかのぼること1960年初頭、爆発的な自動車の普及によりアメリカは光化学スモッグなどの深刻な大気汚染に悩まされていました。

当時は今のように環境に対する法律も規制も何も無いので悪化し続ける大気汚染。

この甚大なる大気汚染を深刻に受け止めたカルフォルニア州のマスキー上院議員(当時)の提案により1963年にマスキー法(大気浄化法)が制定されます。

そしてこのマスキー法がOBD2の基礎になります。

このマスキー法が基準となり、その後大気浄化法は幾度となく改正され、まず1988年に最初のOBD1規制が制定(カリフォルニア州規制)されます。

その後さらに法改正され、現在のOBD2規制が誕生しました。

OBD1規制内容
1⃣排気ガス規制強化
2⃣排気ガス対策システムが故障するとMIL(エンジンチェック)ランプ点灯
3⃣故障箇所を記憶

そして1996年にOBD2規制(米国で)が始まります。

OBD2規制内容
1⃣故障診断機(スキャンツール)を接続する車両側コネクターが規格化されました。
(台形で16PINのコネクターです。)
※OBD2規格以前の車両でも16PIN台形のコネクターが付いている車両もあります。
2⃣コネクターの設置場所も決まっています。
(ハンドルから3フィート(約90CM)以内に設置)
3⃣故障診断機(スキャンツール)を使用して故障コード(DTC)の読み出し、消去が可能
4⃣故障コード(DTC)の規格統一化
5⃣実測値(ライブデータ)の表示※②
6⃣フリーズフレーム(故障コードが検出された際の実測値を記憶しておく)

OBD2の規格は、アメリカで1996年、欧州で2001年、日本では2008以降に生産が開始される車両に対しOBD2が義務化されました。

➡自動車の故障診断に使用するOBD2

昨今の自動車は、あらゆるシステムが電子制御化され、機械というより電子機器に近い存在となってきています。

その為以前の整備士のように、感覚でわかっていた車の不具合や故障が、感覚では判別不能となり、車を診断する為の機械【故障診断機】が誕生してきました。

その故障診断機を接続する為のカプラがOBDカプラです。

最初に始まったOBD1時代には、各々の自動車メーカーでカプラの形状が違い、通信方式も違った為、各自動車の診断をする為には各メーカー専用の診断機を必要としていました。

OBD1用の各社アダプタ

OBD1からOBD2に進化した過程で、いままでは各メーカーでバラバラだったコネクターの形状を統一化し、CAN通信を使用したことによって一台の診断機で軽トラックからフェラーリやバイクまで診断する事が出来るようになったのです。

OBD2ケーブル

OBD2の端子配列

注意
OBD2は先ほど述べたように大気汚染から派生した規格です。

OBD2で診断できるのは排気ガスに関連するパワートレーン系の故障DTCや実測値に限ります。

だから排気ガスに関係のないABSやエアバック、エアコン関連やライト関係の故障診断をする際は、OBD2だけでなく、各自動車メーカーの診断ソフトが入った診断機が必要になります。

OBD2だけであれば世界標準規格なので、OBD2に対応している診断機を使えばOBD2規格の軽トラからスーパーカーまでの【排ガスに関連するシステム】が診断できるという事です。

OBD2で読み取れるのはエンジンや一部トランスミッションのDTC【ダイアグトラブルコード】通称エラーコード、又は故障コードとデータモニター(実測値)です。

⇩OBD2で見れるデータモニター(実測値)

OBD2で読み取れるDTC【ダイアグトラブルコード】通称エラーコード、又は故障コード。

このDTCについては別で解説します。

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